「マスク着用によりお口の中の環境が変わる」というお話を前回させていただきました。今回はその対策についてお話しさせていただきます。
・こまめに水分補給
マスクをしていると忘れがちですが、水分はからだや喉を潤すだけだなく、唾液の分泌を促します。
・唾液腺マッサージ
耳下腺:4本の指を耳の前にあて、円を描くように10回マッサージします。
舌下腺:あごの先のとがった部分の内側です。あごの真下から舌を突き上げるようにゆっくり10回ほど押します。
顎下腺:あごの骨の内側の柔らかい部分です。あごのラインに沿って耳の下から顎の下まで順番に押していきます。
いずれも力の入れ過ぎには注意してください。ゆっくり行ってください。
・よく噛んで食事をする
噛むことで唾液が出やすくなります。また噛むことによってお口周りの筋肉も鍛えられます。
・鼻呼吸を意識する
口呼吸の頻度が増えると、癖になります。無意識のうちに口呼吸になってしまっていることがあります。スマホ、パソコン、テレビをみている時なども鼻呼吸になっているか確認する。
・あいうべ体操
表情筋や舌の筋力を鍛えることによって口呼吸を改善します。
暑い中マスクをしていると、歩いているだけでも息苦しさを感じます。また、大人だけでなくお子様も同じように口呼吸になってしまっていることがあるかもしれませんので、確認してみてください。
口で呼吸をしているなと感じた際には、この記事を参考にしてみてください。
小川歯科クリニック