6月4日は「むし歯予防の日」

6月4日が(む)(し)と読めることから、その日をむし歯予防の日とし、6月4日からの1週間を「歯と口の健康週間」とされています。

今回はお子様のむし歯予防についてお話ししたいと思います。

むし歯のリスク因子

①歯の質

歯やだ液の質によって、むし歯になりやすい人がいます。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は未成熟で歯の表面が粗く汚れがつきやすいです。

②糖質

砂糖をはじめとする糖質はむし歯菌が酸をつくるための材料です。おやつやジュースを頻繁に摂取するとお口の中がむし歯になりやすい環境になります。

③細菌(むし歯菌)

歯磨きが上手にできないと、歯垢(プラーク)となって歯の表面に着き、酸を産生します。その酸が健康な歯を溶かして、むし歯を進行させます。

同じ箸やスプーンを使用したり口移しでお子様にむし歯菌が感染してしまうこともあります。乳歯の歯並びが完成する3〜4歳頃までは感染のリスクが高い時期です。

糖質とむし歯菌が一緒になると酸がつくられる
酸によって健康な歯が溶け出す
この状態を放置するとむし歯が進行する

予防するためには

•だらだら食べない!おやつジュースは時間を決めて

•小さいお子様とは別の食器を使用する

•しっかりと歯を磨く(家庭用フッ素ジェル、フロスを使う)

•定期的なクリーニングと歯科医院専用フッ素塗布(3〜6ヶ月ごと)

先日、川崎市内の小学校に歯科検診に行きました。皆様もこの機会にぜひお子様のお口の中の状態を確認してみてはいかかでしょうか。

何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

小川歯科クリニック