マスク着用によるお口のトラブル

皆様こんにちは。

長引くマスク生活で息苦しさを感じることはありませんか?普段はお鼻で呼吸していると思いますが、息苦しさを感じると無意識のうちにお口で呼吸する頻度が増えてきます。

いかがでしょうか?口呼吸になっていませんか?

口呼吸になるとお口の中が乾燥し、唾液が出る量が減ってしまいます。

唾液には殺菌、抗菌、歯や粘膜の保護、汚れを洗い流すという重要な役割があります。唾液量が減ることでむし歯や歯周病の原因菌がいつも以上に繁殖してしまいます。

また歯の表面が乾燥すると、プラーク(歯垢)や着色もつきやすく、口臭の原因にもなります。

マスクをする機会が増え、「お口の中が乾く」「口臭が気になる」「お口の中がネバネバする」などは唾液量の減少が原因です。

お口をポカンと開けていることで、表情筋というお口周りの筋肉や舌の筋力が緩み、顔がたるんでいるように見えることもあります。

マスク生活やリモート生活で笑顔などの表情を出したり、話をする機会が減るのも表情筋が緩む原因です。

これらは歯並びにも悪影響を及ぼし、多くのお口トラブルを引き起こします。

通院していただいている患者様をみていても、以前とお口の中の環境が変わっているなと感じることがあります。

これから夏に向けて暑くなると今まで以上に息苦しくなりますので、しっかりとお鼻で呼吸できているか確認してみてください。

次回、その対策についてもお話しさせていただきます。

小川歯科クリニック