審美歯科
- Q. ジルコニアの歯は、どれくらい長持ちしますか?(寿命はありますか?)
- A. 日常の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なメインテナンスを続けることで、10〜15年以上、長く良好な状態を維持されている患者さまが多くいらっしゃいます。
ジルコニア自体は経年劣化や変色を起こさない非常に耐久性の高い素材です。
ただし、「被せ物そのものの寿命」よりも、それを支えている「ご自身の歯や歯茎が健康であること」が長持ちの秘訣となります。
当院では、拡大鏡を使用した1ミクロンの隙間も作らない精密な治療と、自費診療では必ず行う「歯科技工士の立ち合い」による綿密な噛み合わせ調整を行っています。
さらに、治療後は担当の歯科衛生士が歯周病や再発(二次虫歯)を防ぐ徹底的なプロケアを行いますので、安心して長くお使いいただけます。 - Q. ジルコニア治療をした歯が、後から変色することはありますか?
- A. 当院で主流として扱っている「ジルコニア」であれば、経年変化で変色することはありません。
お皿の磁器をイメージしていただくと分かりやすいですが、ジルコニアは水分を一切吸収しないため、何年経っても治療したときのみずみずしい白さと透明感を保ち続けます。
タバコのヤニやコーヒーなどの着色汚れ(ステイン)が表面に付着することはありますが、これは歯科医院での定期的なクリーニングで綺麗に落とすことができます。 - Q. 保険の白い歯(レジン)と、自費のジルコニアの一番大きな違いは何ですか?
- A. 見た目の美しさだけでなく、「プラーク(歯垢)のつきにくさ(歯茎への優しさ)」と「虫歯の再発リスク」が大きく異なります。
保険の白い歯(レジン)はプラスチック製のため、表面に細かな傷がつきやすく、そこへプラークがびっしりと付着してしまいます。
そのため、歯茎との境目に入れると歯茎が赤く腫れたり、隙間から虫歯が再発(二次虫歯)しやすくなります。
一方で、自費のジルコニアは表面が極めて滑らかなため、プラークがほとんど付着しません。
歯茎の下(歯肉縁下)に被せ物の境目を設定しても、歯茎が健康で引き締まった状態を維持できるため、お口全体の健康と美しさを長く守ることができます。 - Q. 奥歯を白くしたいのですが、割れたり欠けたりしませんか?
- A. 奥歯の治療には、人工ダイヤモンド並みの強度を持つ「ジルコニア」を使用しますので、割れる心配はほとんどありません。
かつてのセラミックは「強い力がかかると割れやすい」という弱点があり、奥歯への使用を躊躇するケースもありました。
しかし、現代の審美歯科で主流となっている「ジルコニア」は、非常に高い強度を誇るため、大人の男性の強い噛み合わせや、奥歯での歯ぎしり・食いしばりにも十分に耐えることができます。
当院では、患者さまのお口の状況に合わせて、強度重視のジルコニア、透明感重視のe-maxなどを的確に使い分けてご提案しています。 - Q. 治療したその日のうちに、歯科技工士さんが立ち会ってくれるのですか?
- A. はい、自費診療の被せ物・詰め物を作製する際は、必ず専門の歯科技工士が診療室に立ち会います。
模型や写真だけを見てラボ(技工所)で作るのではなく、実際に患者さまのお口の形、隣の歯の色調、笑ったときのお顔の印象や唇のラインをプロの技工士が直接拝見します。
そして、実際に被せ物を歯にセットする前の段階で、ドクターと技工士が連携してお口の中での細かな「噛み合わせ調整(咬合調整)」や、お顔に馴染む「色調の微調整(シェード合わせ)」をその場で行います。
このひと手間を必ず挟むことで、患者さまに心からご納得いただける、精密で自然な仕上がりを実現しています。 - Q. 金属アレルギーがあるのですが、ジルコニア治療は受けられますか?
- A. はい、安心してお受けいただけます。
当院の審美歯科では「メタルフリー(金属不使用)」の治療が可能です。
ジルコニアは、すべて金属を一切使用しない素材です。
そのため、金属アレルギーをお持ちの患者さまや、将来的な発症を予防したい方も安心して治療を受けていただけます。
また、金属が溶け出して歯茎が紫黒く変色してしまう「メタルタトゥー」が起きる心配もなく、いつまでも健康で綺麗なピンク色の歯茎を維持することができます。
美しさと機能性を両立し、お口全体の健康を長く守る精密なアプローチ
「おしゃべりするときや、笑ったときに銀歯が見えて気になる」
「前歯の形や色を綺麗に整えて、自分に自信を持ちたい」
「せっかく白くするなら、虫歯が再発しにくく長持ちする治療を選びたい」
審美歯科と聞くと、単に「歯を白く美しくする、見た目のための治療」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし、私たち小川歯科クリニックが考える審美歯科の本質は、見た目を綺麗に整えることだけではありません。
最も重要なのは、「歯と歯茎の境目にぴったりと適合させ、お口全体の健康と、しっかり噛める機能性を長持ちさせること」です。
土台となる歯茎の健康を無視して、ただ白い被せ物を入れても、すぐに周囲から悪くなってしまいます。
美しさはもちろんのこと、医療としての機能性と耐久性を高い次元で両立させるために、当院が実践しているこだわりと治療メニューについてご紹介いたします。
小川歯科クリニックが実践する、審美歯科治療
当院では、患者さまに心から満足していただける上質な被せ物・詰め物を提供するため、すべての自費診療において徹底した精密体制をしいています。
歯科技工士の立ち合い(自費診療では必ず実施)
被せ物や詰め物は、歯科医師が型取りをした後、「歯科技工士(しかぎこうし)」と呼ばれる専門の職人が作製します。
一般的な歯科医院では、技工士が実際の患者さまのお口や顔立ちを一度も見ることなく、模型だけを頼りに作製することがほとんどです。
しかし、歯の色や形、透明感、そして笑ったときの見え方は、お一人おひとり全く異なります。
そのため当院では、自費診療の被せ物を作製する際は、必ず歯科技工士が診療室に立ち会う体制をとっています。
プロの技工士が直接患者さまのお口を確認し、隣の歯とのバランス、お肌や唇の色調、噛み合わせの癖などを細かく拝見します。
その上で、セットする前の段階でお口の中での「咬合調整(噛み合わせの微調整)」や「シェード合わせ(細かな色調の調和)」をドクターと技工士が連携して行うため、患者さまの個性に自然に馴染むお好みの仕上がりを実現することができます。
※歯科技工士の立ち合いは、被せ物(クラウン)のみになります。詰め物(インレー)の場合は実施いたしません。
拡大鏡(ルーペ)を駆使した精密な治療
被せ物がどれだけ長持ちするかは、歯を削る段階の精密さで決まります。
歯と被せ物の間に目に見えないほどのわずかな段差や隙間があると、そこから細菌が侵入し、数年後に中で虫歯が再発する原因(二次カリエス)になってしまうからです。
当院では、審美歯科治療のすべてのプロセスにおいて、視野を何倍にも大きく拡大できる「拡大鏡」を使用しています。
肉眼では見落としてしまうような細かな凹凸をなくし、歯の形を滑らかに整え(形成)、精密な型取りを行います。
この精密な土台づくりがあるからこそ、技工士の技術が最大限に活かされ、適合性の高い、長持ちする被せ物が完成します。
知っておいてほしい「保険診療」と「自費診療(ジルコニア)」の確かな違い
「保険の白い歯と、自費のジルコニアは何が違うのですか?」という質問をよくいただきます。
一番分かりやすい違いは素材の見た目ですが、歯科医療の観点から見た最大の決定的な違いは、「歯の削り方(形成)のルール」と「歯茎への優しさ(プラークのつきにくさ)」にあります。
歯の削り方(形成)のしかたが変わってくる
素材によって、割れずに耐えられる厚みや、歯と接着する仕組みが異なります。
そのため、保険診療と自費診療では、歯の削り方(形成の設計)そのものが大きく変わります。
自費診療では、拡大鏡を用いてそれぞれの素材の特性を最大限に活かせる理想的な形へ精密に削り出すため、歯への負担を抑えつつ、外れにくく強固に密閉することができます。
歯肉縁下(しにくえんか)におけるプラークの付着と炎症の違い
被せ物を美しく自然に見せるためには、歯と被せ物の境目を、歯茎のラインよりも少しだけ下(歯肉縁下)に設定することがあります。
このとき、使用する素材によって歯茎の健康状態に大きな差が生まれます。
自費診療のジルコニア
これらの素材は、表面が非常に滑らかで、お皿の磁器のように傷がつきにくい性質を持っています。
そのため、歯茎の下(歯肉縁下)に入り込んでもプラーク(歯垢)がほとんど付着せず、周囲の歯茎の炎症を引き起こしにくいという大きなメリットがあります。
歯茎が赤く腫れることなく、健康で引き締まった状態を維持できるため、長く美しさを保てます。
保険診療のレジン(プラスチック素材)
保険診療で使われる白いレジンは、素材の性質上、表面に微細な傷がつきやすく、水分を吸収しやすい特徴があります。
そのため、これを歯茎の下に入れてしまうと、傷やザラつきにプラークがびっしりと付着してしまいます。
結果として、被せ物の周囲の歯茎に炎症が起きやすくなり、歯茎の腫れや出血、あるいは歯茎が徐々に下がって被せ物の根元が黒く露出してしまう原因になります。
このように、審美歯科治療は単なる見た目の問題ではなく、「治療した歯と歯茎を、将来にわたって病気から守るための予防医療」という側面を持っているのです。
保険のプラスチックは「脆く、すり減り、割れやすい」
保険診療で使う白い歯は「レジン」というプラスチック(樹脂)が主成分です。
すり減りやすい
毎日の食事で噛み合うたびに、少しずつすり減っていきます。数年経つと噛み合わせの高さが低くなり、周りの健康な歯に負担をかける原因になります。
割れやすい・欠けやすい
素材自体が脆いため、奥歯にかかる強い力や、夜間の歯ぎしり・食いしばりに耐えきれず、パキッと割れてしまうリスクがあります。
変色しやすく劣化する
水分を吸い込む性質があるため、数年で黄色く変色し、素材自体も徐々に傷んで脆くなっていきます。
一方で、自費のジルコニア(人工ダイヤモンドの一種)は、非常に頑丈です。
何年経ってもすり減ることがほぼなく、割れや欠けにも強いため、お口全体の噛み合わせを長く安定して守ることができます。
もちろん、水分を吸わないため変色もありません。
当院で取り扱っている審美歯科メニュー
患者さまのお口の状態や、治療する部位(前歯か奥歯か)に合わせて、最適な素材を選択していただけるよう複数のメニューをご用意しています。
ジルコニアクラウン(当院で最も選ばれている素材)
現在、当院の審美歯科治療で一番多く採用されているのが「ジルコニア」です。
人工ダイヤモンドとも呼ばれるほどの高い強度を持ちながら、近年は透明感や色の再現性も向上しています。
強い力がかかる奥歯(臼歯部)であれば、迷わずジルコニアをおすすめします。
メリット
高い強度があり、奥歯の強い噛み合わせや歯ぎしりにも耐えられる
表面が極めて滑らかなためプラークが付着しにくく、歯茎の健康を維持しやすい
金属を一切使用しないため、金属アレルギーや歯茎の黒ずみの心配がない
経年劣化による変色や変質がほとんどない
デメリット
天然の歯よりも硬いため、噛み合わせの綿密な調整を怠ると周りの歯に負担をかけることがある
お隣の歯が「e-max」の場合などは、光の透過性を統一するためにe-maxで揃えた方がより自然に仕上がる場合がある
ラミネートベニア
前歯の表面をごく薄く(爪の厚みほど)削り、そこに薄いジルコニアのシェルを接着剤で貼り付ける治療法です歯のすき間(すきっ歯)を隠したい場合や、ホワイトニングでは白くならない重度の変色歯を綺麗にしたい場合に用いられます。 ただし、耐久性はあまり高くないため、10年、20年という長期的な確実性を考慮すると、当院では歯を全体的にしっかりと包み込む「クラウン(被せ物)」での治療の方が、より安心で長持ちすると考えています
メリット
歯の表面をごくわずかに削るだけで済むため、生まれ持った歯への負担が少ない
短期間で前歯の軽微な歯並びの乱れや、すき間、色を美しく整えることができる
デメリット
硬いものを噛んだ際や強い力がかかった際に、剥がれたり欠けたりするリスクがゼロではない
審美歯科症例
上の前歯と右上奥歯をジルコニアクラウンにて治療した症例です。
前歯の被せ物と奥の銀歯が気になるとのことでジルコニア治療を希望された患者様です。
歯茎との隙間をなくしピッタリした被せ物で治すことで天然の歯のような仕上がりになります。
被せ物の色調は専門の技工士に立ち会っていただき、それぞれの患者様に合わせた色に仕上げていきます。
金属を使用していないため、色の変化や金属色が透けることもありません。
治療前
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治療後
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審美歯科治療に関するよくある質問(Q&A)
治療前
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